無線wifiルーター ASUS GAMING TUF-AX5400 のDDNS設定

前回に最低限の初期設定を完了させましたので、今回は外出時にも自宅の場所が特定できるように、DDNSの設定を行っていきます。
一番簡単なのはISPで固定IPを契約して設定する事なんですが、何せ支出は簡単に増やしたくないので技術で代用します。

DDNS設定画面に移動

ルーター管理画面にログイン後、画面左下にある詳細設定グループに「WAN」があるのでクリックします。
次に、表示されたメニューに「DDNS」があるのでこれをクリックし、その下の「DDNSクライアントを有効にする」ではいを選択します。

tuf-ax5400-toppanel-advancedsetting
ログイン画面左下にある詳細設定グループからWANを選択
tuf-ax5400-wanmenu-ddnstab-enabled-ddns
WANメニューにあるDDNSタブをクリックし、下の丸ボタンで「はい」を選択。するとその下に詳細画面が表示される。

DDNSの内容を入力

上で「DDNSクライアントを有効にする」をはいに設定すると、その下に詳細な入力画面が表示されます。
初めにどのDDNSサービスかを選択し、つづいてホスト名、ユーザー名、パスワードと入力していきます。

tuf-ax5400-ddns-set-values
利用しているDDNSサービス名を選択し、ホスト名、ユーザー名、パスワードを入力後、適用をクリック

私が利用しているNO-IP.comを例にすると

項目名設定値
ホスト名自分で作成した”hostname”の内容
ユーザー名またはEメールアドレスログインユーザー名(”username”と書いてある)
パスワードまたはDDNSキーパスワード(こちらはそのまま”password”と書いてある)
NO-IP.comを利用する場合の設定内容

の3か所を設定して終わりです。
一通り入力し終えたら、わすれず「適用」をクリックしてくださいね。

あとはVPNの設定後にちゃんとつながるか確認するまで判断つきませんが、DDNSの設定としてはこれで完了です。

DDNSの設定を確認

早く確認したいのであれば外出し、どこかのwifiスポットなどでパソコンを立ち上げて、コマンドプロンプトから「ping (DDNSの設定で入力したhostname)」を行い、無事にIPアドレスが表示されればOKです。
自宅以外のインターネットから確認できれば良いので、お手持ちのスマホでテザリングして確認してもOKですね。

方法は下のように「コマンドプロンプト」というウィンドウズ標準のアプリを立ち上げ、「ping」というコマンドに続き細いスペースで間をあけ、続いて先ほど設定した「ホスト名」の文字を入力してEnterキーを押せばチェックできます。

tuf-ax5400-ddns-setting-cmd-sample
pingコマンドを利用しての確認方法

実際にチェックした内容がこちら。
「タイムアウト」という表現が出ているため一見して失敗か!?と思うかもしれませんが、実際はTUF-AX5400の管理画面トップにある数字の羅列(”WAN IP”というところにある)と、コマンドプロンプトで表示された番号が一致していればDDNSの設定も正常なのでOKです。

※この数字の羅列はIPアドレスといいます。

tuf-ax5400-ddns-setting-cmd-reachability-test
実際のテスト内容。管理画面に出ているIPアドレス(数字の羅列)と同じ番号であればOK

ではなぜ「タイムアウト」と出てしまうのかというと、pingコマンドは本来、指定した宛先(ここでいう”ホスト名”)が存在していて、かつ起動しているかを確認するためのものなのですが、こと個人的な運用では「起動している」ことを知られる事自体がセキュリティリスクに繋がるので、標準であえて返答しないようになっているのですね。このため、反応がないとして「タイムアウト」と表示されているというわけです。

さて、ひととおりの設定とチェックまで完了したところで、次回はいよいよVPNの設定です。
まずはこれまでも利用していたOpenVPNの利用設定を行い、モバイル端末からこれまで通りに自宅ネットワークやNASに繋がるところまで記事にしていきます。
2022年のアップデートで使えるようになったWireGuardでのVPN設定も記事にしましたので、ぜひ見てみてくださいね~。

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